入れ歯に慣れて快適に過ごすために 入れ歯が初めての方は皆さん苦労されます。しかし入れ歯を付けないで入れ歯が合わなくなるだけでなく、お口の中にも様々な悪影響を及ぼします。
入れ歯を付けてしばらくの間は「慣れる」「調整する」必要があります。
例えば靴。新しい靴は、疲れやすかったり痛かったりといったことがありますが、履き続けることで、足に馴染み快適に歩くことができるようになります。
入れ歯も同じように食事や話し方に慣れ、痛みがあるときは調整し、徐々にお口に馴染ませることが必要です。
【話し方】
トレーニングで入れ歯に慣れる 入れ歯に早く慣れるためには、トレーニングが効果です。「サ行」「タ行」の言葉が話しづらくなります。話すことに早く慣れるためには、声を出して本を読むなど話す練習をしましょう。
【食べ方】
最初は柔らかい物や小さく切った食べ物から始めてください。慣れてきたら、徐々に硬いもの、大きいものにしています。
【食事のポイント】
入れ歯になると、噛む力が食べ物に伝わりにくくなります。硬いもの、繊維の多いもの、噛み切りにくいもの、噛み砕くのに、必要以上に長い時間がかかります。
入れ歯は天然歯に比べて噛む力が低下します。天然歯の噛む力を100%とすると、
部分入れ歯で50〜65%、総入れ歯で約25〜30%です。
【食事で注意が必要なもの】
ゴマなどの硬い粒は、入れ歯と歯茎の間に入ると痛くなります。イカ、タコ、お肉繊維性の食べ物など、歯切れが悪いものは切れ目を入れるなどの工夫が必要です。
お餅などの入れ歯にくっつきやすい物も少しずつ食べるなど注意が必要です。
【入れ歯と残っているも歯の定期的なチェックも大事】
入れ歯は、年月の経過と共にお口の中の状態が変化すると合わなくなってしまいます。
合わない入れ歯を使っていると、口内炎や歯茎に傷ができ痛みを生じたり、汚れが溜まりやすくなったり、残っている歯を悪くしてしまうこともあります。
入れ歯が合わず痛みがある、外れやすいといった場合は、早めにご来院をお勧めいたします。
©2015 NAGANO DENTAL CLINIC All Rights Reserved.